馬からつくられるもの

 

 

こんにちわ、みかんです🍊

 

今回は『馬』からつくられるものがテーマです。

軽種・重種・ポニー種といて用途もそれぞれ異なりますね。

その中でも、やはり馴染み深いのは競走馬、サラブレッドですよね。

 

彼らのその後は知っていますか?

 

競走馬として頑張った彼らはその後どのように生きていくかご存知ですか?

今回は馬の『その後』について紹介します。

 

種付馬として利用

 

 

重賞タイトルをとったりした優秀な遺伝子を持った馬だけがなることが許される『種付馬』

全体の0.1%、まさに選び抜かれた精鋭、いやこの権利を勝ち取った言うほうが正しいか…

この『種牡馬』となる道のりは果てしないのです。

 

そんな『種牡馬』とはどういう存在なのか、それは繁殖用の牡馬のことを指します。

馬には血統というものがあり、多くの優秀な馬はそれを受け継いでいます。

血統を繋ぐのです。

 

血によって穏和だったり、気性が荒かったり、傾向はあります。

そういうものが考慮され、配合の相手が決定していきます。

 

繁殖牝馬としての利用

 

 

種付馬がいるように『繁殖牝馬』も存在します。

優秀な牡馬には優秀な牝馬を、こちらも狭き門です。

何度も交配させられ、出産することになります。

 

産んだ子がレースで結果を出せないと母親も処分の危機です。

子は見込みがない時点で処分されます。

 

乗馬利用

 

 

乗馬場で利用されることになります。

年間5000匹ほどが各地の乗馬場に送られています。

優秀な成績を残すことができた馬が乗馬場に受け入れられる権利を得て何とか死を免れます。

 

しかし、乗用馬として適正がなければ終わりです。

元々は競走馬、乗用馬に向かないものもいます。

そういう馬は自然と姿を消します。

 

馬一頭を生かすためには年間120万円ほど必要だと言われています。

種付にしろ繁殖にしろ乗馬にしろ結果を残せない馬は不要品扱いです。

また、新たな馬がやって来た場合、以前から飼育されている馬は肉として価値がなくなる前に処分されます。

 

馬肉としての利用

 

 

9割の馬は肉になります。

肉といってもサラブレッドの肉は特別美味しいものではありません。

 

基本的に肉として求められるのは重量馬です。

熊本県は馬肉が有名な地域ですが、阿蘇山の麓、草原地帯でみられる馬にサラブレッドはいませんでした。

全て重量馬です。

 

サラブレッドに需要があるのは福島です。

ヘルシーで高タンパクな肉として知られています。

基本的に使用されているのは競走馬になりきれなかった馬たちです。

 

競争馬はガチガチのアスリートなので僕ら好みの肉ではありません。

 

調教の間に適正がないと見なされたもの。

怪我や事故で今後見込みがないと判断されたもの。

走る価値を見出だされなかったものは食用馬に認定され、そのような飼育を受けるようになります。

 

競走馬を乗馬場に一度送って、固さを抜いて食用にするという方法も知られています。

活躍した馬が行方不明ということはよくあることなんです。

 

動物園での利用

 

 

競走馬の肉に好まれない傾向にあると先ほど述べました。

そのため、ペットフードの他、肥料としても使われて、さらに動物園の肉食重獣の餌としても使われるのです。

 

動物園の運営に馬肉は必要不可欠なものなのです。

馬は何のために産まれてくるのでしょうか?

ギャンブルに使われ、ペットフードに使用され、動物園にも運ばれるのです。

 

人間が競馬をしなければ、動物を飼わなければ、動物園をつくらなければ、馬は産まされる必要がないのです。

肉としての利用は牛・豚・鳥で完全に賄われています。

馬肉をとる理由はなんでしょうか?

 

 

これから、馬よりつくられる商品の説明に入ります。

 

原料① 馬皮製品

 

 

馬革には柔軟性があります。牛革は型の決まったバックだったり財布に好んで使われるのに対して馬革は衣類・ソファーに使われます。

ポニーの革は牛革の高級素材ハラコ(腹の中で息絶えたもの、または死産したもの)に似た素材だと言われています。

ということでポニーでさえ解体され革を剥がれ、肉になります。

 

重量馬は肉質が牛に似ていると言われており、さらに臀部(尻)より希少価値の極めて高い革がとれます。

『コードバン』です!

これは走るのに特化したサラブレッドや小型のポニーにはないもので、重量馬のみに存在します。

 

牛革の2~3倍の強度があり、非常にキメ細やかでなめらかな手触り、時が立てば独特の光沢を持つようになります。

これに限っては、主に財布や名刺入れに利用されます。

人はこのコードバンを欲しがるのです。

 

『臀部からしかとれない希少な素材』

革のダイアモンド・キングオブレザー… そう呼ばれています。

熊本県は馬刺し・コードバンの製造工場です。

 

原料② モリン・ホール

 

 

モンゴルの民族楽器モリン・ホール。

中国名では『馬頭琴』と呼ばれています。

 

2弦を扱う擦弦楽器であり、弦・弓どちらにも馬の毛が利用されます。

基本的に馬尾を使用、低く柔らかい音色だと言われています。

 

出典  http://www5a.biglobe.ne.jp/~h-sumiya/making/kitmaking2/KitMaking2-2.htm

 

原料③ 馬油石鹸

 

 

馬の皮下脂肪を使ってつくられる石鹸。

人の皮脂に似ているため浸透性・保湿効果が期待できるとブームになっています。

 

この効果から、化粧品としての利用も高まっており、今後も有効活用されていくと思われます。

人間社会は牛や豚・鳥ほどに馬に依存していません。

これ以上、有効活用法を編み出されると馬も彼らと同じことになってしまいます。

 

彼ら以上に都合の良い存在になってしまいます。

 

原料④ 刷毛

 

 

振毛(タテガミ)ー耐水性に富み、尾毛より柔らかい。

馬蹄毛(蹄の周囲)ー細筋でしなやか。弾力性が良い。高級原料。

天尾(尾毛)ー尾の産毛。耐水性、弾力性に優れた最高級品。

本毛 ー尾毛の中でも太くてかなり弾力性がある原料。

 

馬の毛はかなり刷毛に合っているようです。

もちろん筆としても利用されます。

 

部位によって毛の性質が異なります。

生物の体って本当に考えられてできているんですね。

なんか人間のツルッツルの体見て思います、僕らは剥ぎ取るために産まれてきたみたいだ…

 

出典 http://hake-tsukuri.com

 

原料⑤ プラセンタ

 

 

 

プラセンタをご存知でしょうか?

実はこれただ胎盤(placenta)の英語表記です。

それがいつしか胎盤から抽出されるエキスだったり、それを利用したサプリメント・医療品だったり、様々な表現になっていきました。

 

馬は一年に一頭しか子を産みません。

そのため、胎盤の作りは非常に頑丈です。

 

馬プラセンタには多くの必須アミノ酸が含まれていると言われています。

これは一匹の子のために用意される唯一の胎盤だからです。

さらに馬は血統でしっかり管理されています。

 

成分が高濃度となるのは必然なのです。

だから人は『馬』のプラセンタを求めるのです。

 

 

原料⑥ ペットフード

 

 

競走馬の成れの果てです。

 

『もうお前はいらん!』

勝てない馬は見捨てられてペットフードになります。

オーナーの都合に合わせて頑張って鍛えてきたのに、それが仇となります。

 

牧場で固さを抜く価値もないと言われているのです。

商品としての価値もないと…

 

おわりに…

 

 

家畜というものは、はじめから用途が決められています。

有効活用法は日々考えられており、馬の用途は拡大していっています。

このような考えのもと産業動物に依存する社会が出来上がってきました。

 

用途によって品種改良を繰り返し、より相応しい存在へと進化させてきました。

 

サラブレッドは走るために産まされた馬です。

『走る』ということが『生きる』ということなんです。

肉になるためじゃない…

 

それでも現在進行形で、より良い肉に用途変更できる方法を模索されています。

これほど身勝手ことはないです。

 

人に対しては『与える』ことを重視するくせに、動物からは『奪う』ことばかりです。

この矛盾は何なんでしょうか…

 

 

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